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2009年7月16日 (木)

クレイマー、クレイマー

 映画好きの方ならピンときたかもしれませんが、このブログのタイトルにある「フレンチトースト」は1980年公開の映画「クレイマー、クレイマー」に由来しています。この映画は第52回アカデミー賞作品賞や監督賞などを受賞しています。

 仕事に没頭するあまり家庭を顧みなかった男(ダスティン・ホフマン)に、妻(メリル・ストリープ)は愛想を尽かして出て行きます。翌朝、小学生の息子と二人になった男は朝食を作ります。そうです、フレンチトーストです。でも、これまで料理などの家事をしてこなかった男はうまく作れません。こんな風にして、二人だけの生活が始まります。ぼくも息子と二人の生活が始まったばかりのころ、フレンチトーストを作りました。しかし、息子はあまり食べませんでした。甘くなかったのです。卵を溶いた状態では甘かったのですが、焼くと甘味が飛んでしまいました。そんな話を友人や会社の先輩にすると、ハチミツをかければいいとアドバイスしてくれました。それからは、息子も喜んで食べるようになりました。

 映画のストーリーを明かすほど無神経なこともありませんのでこれ以上は書きませんが、父親と息子の暮らしには濃密な空気がありました。互いに何をしてあげられるのだろうか。そんな思いが親子の関係を濃いものにしていたのは間違いないと思います。
 ぼくと息子の生活を考えると―。息子はまだ4歳なのでぼくと二人の暮らしが意味するところを正確には理解できていないでしょう。それに、ぼくや妻の実家も市内にあり、息子は祖父母とも気軽に会えます。そんなこともあり、二人の生活が始まって5か月になりますが、まだ“ごっこ”の域を出ていないような気がします。
 息子は母親の不在を、これから少しずつ分かっていくことでしょう。ぼくが作るフレンチトーストもまだまだですが、少しずつでも上達できればいいなと思っています。親子二人、一緒に少しずつでも成長していければ言うことはありません。

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コメント

「クレイマー、クレイマー」は大好きな映画の一つです。特に音楽がいいよね。あの主旋律の繰り返しが。

「父と子供」の交流を描いた映画では「アイ・アム・サム」がよかったなぁ。僕は娘の父であるから、この映画がツボなのかもしれない。

こちらもサントラ音楽がすごくよくて、エイミー・マンらがビートルズの曲をカバーしている。

卵料理と子供といえば、僕にも思い出があります。娘が4歳の時でしたが、目玉焼きを焼いたら、相当ひどかったらしく、未だに「パパの目玉焼きはおいしくない」と言われ続けます。やれやれ、という感じです。

投稿: 久住コウ | 2009年7月18日 (土) 07時35分

久住コウさま

実は「クレイマー、クレイマー」を見たのはテレビで、しかもかなり以前のことです。それでもニューヨーク(ですよね)の秋から冬にかけての風景が印象に残っています。当時はもちろん独身で、自分が息子にフレンチトーストをつくる日が来るとは全く考えていませんでした。

目玉焼きもよくつくりますが、いつも息子に「お父さんがつくると目玉が真ん中にいかんなあ」と突っ込まれています。

投稿: 中山カオル | 2009年7月19日 (日) 01時06分

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