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2009年12月12日 (土)

最後の親知らず

 上の歯の右奥の親知らずを抜きました。4本目で、左下にはじまり5年以上かかってようやく治療が終わりました。

 最初は左下でした。ずいぶん前から痛んでいたのですが、歯を抜くという行為に恐れを抱いていて我慢していました。それでも痛みは容赦なく襲いかかってきます。痛みはどんどん増していきました。ぼくは口ぐせのように「いてぇ、いてぇ」と繰り返していました。それを見ていた妻は「早く歯医者に行けばいいのに」と受診をすすめましたが、恐れをなしたぼくは拒否していました。それでも口を開けば「いてぇ、いてぇ」とそればかり。妻はこんなウジウジした男を許してはくれません。ある晩、ぼくが仕事から帰ると、「明日、10時に歯医者に行きよ。予約しちょったけん」と言います。「ええっ、いいわ。行かん…」とぼくの話が終わる前に、「だぁめ。絶対に行きよ」と怖い顔でかぶせてきました。ぼくは「はい。分かりました」と答えるしかありませんでした。

 その翌日、左下の親知らずを抜きました。隣の歯に食い込んでいたので、1時間を越える抜歯でした。1週間後に右下。それもまた1時間近く。それで治療は一旦終了しました。歯科では上の歯も抜くようにすすめられましたが、痛くもない歯を抜く気にはなれませんでした。しかし今回、口の内側を引っ掻くようになっていたので再び重い腰を上げました。

 妻はいつだって強引でした。優柔不断なぼくが悩んでいると、「これにしよ」と勝手に決めていました。そんな妻も自分の親知らずは抜かないままでした。「まだいい」「子どもを産んだ後」「仕事が忙しい」と理由を並べては逃げておりました。いつもは即決、即行動の妻でしたが、親不知ばかりは二の足を踏んだようです。

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