生活発表会
息子の保育所の生活発表会でした。
息子たちの組は「オオカミと7匹の子ヤギ」の劇ごっこをしました。息子の役はお母さんヤギならぬお兄さんヤギ。買い物に行くので留守番をする子ヤギたちに「お兄さんたちが帰るまで、ドアを開けちゃダメ」と言って腕をバツに交差させました。すると子ヤギたちもお兄さんヤギを真似して「ドアを開けちゃダメ」。とてもかわいいヤギの兄弟たちでした。そのほかには合奏で鈴を鳴らし、合唱では「人間っていいな」を大声で歌っていました。
保育所の行事は、いつも成長を感じさせてくれます。息子の歌う姿を見ていると、目に涙が浮かんできました。妻に見せてやりたかったなあと思って。成長した息子の姿を見て一番喜んだのは、きっと妻だったでしょうから。以前のぼくならば、こんなことで泣くなんて考えられませんでした。人は変わるものですね。
息子は家に帰り着くと仏壇に向かって「ぼくな、お兄さんヤギ、がんばったんで」と報告していました。そして「がんばったらマクドナルドに行く」と約束していたので、西大分店でハッピーセットを食べました。
夜はクルマでぐるぐる寝んね。家に帰り着いて寝ている息子を抱きかかえながら、「今日も泣いちゃった。厄介なことをおれに押し付けて行ってしまったよなあ」と夜空に向かってつぶやきました。もちろん夜空は何も答えてくれません。ぼくは「まあ、こいつを一人前にするまではがんばるよ」と続けました。
きっと妻は空から息子の演技を見ていたことでしょう。そして成長を喜んでくれたことでしょう。ぼくは再び夜空を見上げ、「まかせておけって。そこから見てろ」と妻に誓いました。
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コメント
子育てって、素敵でしょう?と、彼女はささやいていることでしょうね。
投稿: K | 2010年2月25日 (木) 22時06分
Kさん
素敵ですけど、やっぱり大変ですね。責任を感じます。
投稿: 中山カオル | 2010年2月25日 (木) 23時09分