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2010年2月13日 (土)

誰も遊んでくれん

 JR牧駅近くの結婚式場前をクルマで通りかかったとき、息子に「お前もこんなところで結婚式するんかなあ。そういえば、Hちゃんと結婚するんやろ」と聞いたところ、「HちゃんはSくんと結婚することになったんや」。「えっ、お前、振られたんか」「うん、そう。Sくんがいいんち」。ぼくが急展開にびっくりしていると息子は「早く結婚する人が見つかればいいなあ」とつぶやきました。ぼくは「大丈夫。すぐ見つかるわ」となぐさめました。

 そして夜。寝かせつけていると、「あんな、みんなぼくと遊んでくれんのや。Hちゃんも遊んでくれんくなった」と突然の告白。「それでな、Sくんがいいっち言いよん」と。どうやら保育所で仲間はずれにされていて、それで結婚話も破談になったようなのです。ぼくが「お前から、みんなに遊ぼうよっち言えばいいやろ」と諭すと「それでもな、みんながダメよっち言うんや」。「何度も何度も言えばいいやろ」「何度も何度も言うけどダメなんや」。息子は泣き出しました。「それじゃあな、お父さんが先生に言っちゃんわ」「それはせんで」「何で?」「ぼく、恥ずかしい」「自分でどうにかできるか?」「うん、自分でする」。
 もちろんかわいそうだと思いましたが、「自分でどうにかする」という言葉には頼もしさを覚えました。ぼくも子どものケンカに親が口を出すことはないと思いますし、そもそも先生に言いつけるなんて卑怯者のすることだと息子は感じているようでした。ぼくが「よし、がんばれ。お父さんは味方やけんな」と言うと、「うん。ぼく、がんばる」と小さな声で答えました。

 分かっていたつもりでしたが、保育所でも5歳になると人間関係が複雑になっていくのですね。成長を感じつつ、一つ一つ壁を乗り越えていってほしいと願いました。ぼく自身が孤独を感じる毎日ですので、もしそれを息子にうつしているとすれば反省しなければなりません。

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親子の日々」カテゴリの記事

コメント

ご子息の頼もしい一言。立派だと思います。確かにいまは見守る時期なのでしょう。
私の子どもも問題アリなので(上の子)、年少のころは、かなりからかわれた様子でした。でも、彼は信念を貫き通しました。小学生になったらそう簡単にはいかないでしょうが、彼は彼のライフスタイルを変えるつもりはなさそう。親としては頼もしいような、でも、絶対に一度はいじめに合うことも覚悟しています。
親にできることは、どれだけわが子が大切か、親だけは絶対に味方だということを、彼が大人になるまで、大人になってからも言い続け、寄り添うくらいなのでしょうね。

話はずれるけど、昔、ある上司に言われました。
乳児は体から離すな。
幼児は手を離すな。
児童は目を離すな。
生徒は心を離すな。
年を重ねるごとに、難易度アップですね。

いまは見守りましょう。あなたも、そして私も。

投稿: K | 2010年2月17日 (水) 01時18分

Kさん

そう思います。基本的に親は見守ることしかできないのではないでしょうか。ただ、そこには絶対的な信頼関係が必要ですよね。たとえ世界中からNOを突きつけられたとしてもお父さんだけはYESと言ってやる、という意思表示は常にしたいと考えています。

上司の言葉は参考になりました。自分を振り返ると、子どもは親から離れようとするものだと思います。最後の「心を離すな」は本当に難しいですね。そのための信頼関係を今から構築していきたいと思います。

投稿: 中山カオル | 2010年2月20日 (土) 23時18分

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