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2010年3月25日 (木)

終了式

 保育所の卒園式に行きました。年中組の息子たちにとっては終了式になります。送り出す側の息子たちは卒園児に「おにいさん、おねえさん、小学校に行ってもがんばってね」と声を揃えてエールを送っていました。卒園児の保護者代表あいさつは、感動のあまり始める前から涙がこぼれていて声になっていませんでした。

 ぼくは妻のことを思い出しました。妻は2年前、息子が以前通っていた保育所(3歳児以下の施設でした)の卒園式で保護者の代表としてあいさつをしました。ぼくは仕事で行けませんでしたが、前夜には一緒に原稿をチェックしました。そのあいさつを見た方から「よかった」「感動した」と聞きましたし、妻自身も「よくできた」と言っていましたのでそうだったのでしょう。妻の死後、息子の同級生のお母さんから妻のあいさつを録画したDVDをもらいましたが、実はまだ見ていません。それを見た自分がどうなるか分からず、怖くて見られないのです。

 このブログでは妻のことをあまり取り上げていません。理由は簡単です。どう書けばいいか分からないからです。つまり、死ということに対してぼく自身の心の整理が未だできていないのです。死の意味を考えれば考えるほど分からなくなります。最近では意識して考えないようにしています。精神的に耐えられなくなるからです。一方で、息子とは妻の話をよくします。楽しい思い出から怒られたことまで、たくさん話します。忘れないでもらいたいからです。

 式の後は、年中組の部屋で「がんばり賞」(先生からのメッセージが書かれたクラス写真)をもらいました。名前を呼ばれて、「はいっ!」と前に出ます。受け取ったがんばり賞を頭上に掲げ「大きくなったよ」と言う息子を姿を見ていたら、自然と涙が出てきました。おそらくは妻も空の上で泣いていたのだと思います。小雨でしたし、とにかくよく泣く人でしたから。
 帰宅してすぐ、息子に報告させました。仏壇に向かって「大きくなったよ」と言っていました。

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コメント

いっぱい話してくださいね。彼女のためにも、ご子息のためにも。

ちなみに、卒園するときはもっと号泣しますよ~。彼女も空からいつも見守っていることでしょうね。

投稿: K | 2010年3月28日 (日) 19時53分

Kさん

ぼくもそう思います。

投稿: 中山カオル | 2010年3月28日 (日) 21時49分

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