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2010年3月18日 (木)

アンパンマンの皿

 昨晩は息子を寝かせつけながら、そのまま眠ってしまいました。時どきあるのですが、その翌朝が大変です。保育所の荷物を用意していませんし、炊飯の準備もしていません。急いで米を研いで朝食と弁当を作りました。
 時間がないのでぼくは焦っているのですが、息子はマイペース。のんびり着替えて、のんびり食べていました。「早く食べろよ」と注意しても急ぎません。それでいら立っていたのかもしれません。皿を落として割ってしまいました。いつも息子が使っているアンパンマンの皿です。この皿は妻が息子のために同じ柄のコップとセットで買ってきたものでした。息子はそれまでぼくが怒っていたこともあり、「ぼくが悪いん?」と聞いてきました。ぼくは「違うよ。お父さんが悪いんで。大事なお皿を割ってしまったわ。ごめんな」と謝りました。「このお皿な、お母さんがぼくのために買ってくれたんで」と息子。「そうやなあ。仏壇にごめんなさいっち言っちょくな。今度の休みの日に同じお皿を買いに行こう」と答えました。

 夕方、保育所からの帰り。自宅の近くの空き地の前で息子が「お父さん、止まって」。「どうしたん?」「あそこにクローバーがある。四葉のクローバーがあるかもしれん」。ぼくが「四葉のクローバーとか知っちょんのや」と言うと、「おばちゃんがな、四葉を見つけると幸せになれるっち言いよった」。「よく知っちょんな。そうやけど、今日は早く帰ってご飯の準備をせんと悪いけん、また今度な」と再び自転車をこぎ始めると、「いつもお父さんに急ぎよっち怒られるけん、四葉のクローバーがあれば幸せになれるかなっち思ったんや」。「お父さんは怒ってばっかりか」と聞くと、「うん、そう」。「そうやなあ。そうかもしれんなあ。ようし、今度の休みの日にな、幸せになれるように一緒に四葉のクローバーを探そうな。お父さんも怒らんようにするけん、お前も怒られんようにしような」と提案すると、「うん。分かった」。

 待つことの難しさを感じます。自分に余裕がないと、待つことが出来なくなります。仕事でもそうです。後輩の仕事が遅くても待ってやらなければなりません。その間に後輩は多くのことを学んでいるのです。ぼくは、遅いから、時間がないから、と息子を急かし過ぎていたのかもしれません。息子には息子のペースがあります。少し反省しました。

 週末はパークプレイス(大分市郊外の商業施設)に皿を買いに行って、近所の空き地で四葉のクローバーを探すつもりです。そしてお彼岸ですので墓参りにも。

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コメント

割れたお皿はとっておいて、そのうち時間ができた時、
「金継ぎ」という方法で直してみてはどうでしょう??

お二人にとって、大切なお皿やもんね。

投稿: かめポン | 2010年3月19日 (金) 07時22分

週末がいい天気になりますように。

探しものが見つかりますように。

投稿: むーにゃん | 2010年3月19日 (金) 09時09分

アンパンマンの同じ皿が見つかるといいですね。慌ただしい日常の中で、子供のペースに寄り添って、待ってみることも大切だなあとブログを読んで反省しました。
「信じて、待つ」なんと難しいことか・・・。毎朝子供をせかして保育園に連れて行っている自分の余裕のなさをまた反省・・・。

投稿: Black Tree | 2010年3月20日 (土) 08時21分

かめポンさん

不燃物収集の日に出しちゃったんですね。
金継ぎって手がありましたね。忘れてました。
でも、思い出はしっかりとっています。

投稿: 中山カオル | 2010年3月21日 (日) 00時36分

むーにゃんさん

いつもありがとうございます。
もの(皿)より、息子と一緒に妻のことを話しながら選ぶことに意味があるのかもしれないなと思っています。

投稿: 中山カオル | 2010年3月21日 (日) 00時50分

Black Tree

待てるときと待てないときがありますよね(笑)。
実際のところ、朝は無理です。でも、時間があるときまで急かしている自分がいて…。ぼくも反省しています。
やはり余裕は大切ですね。

投稿: 中山カオル | 2010年3月21日 (日) 00時56分

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