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2010年4月 6日 (火)

夢で逢えたら

 保育園児の息子は進級して、今月から年長組になりました。新入児も加わり、まだ雰囲気が落ち着かないようです。
 互いにそれぞれの環境を探っている時期なのでしょうか。仕事を終えて迎えに行くと、同じ組の男の子がぼくに聞いてきました。息子は少し離れたところで遊んでいました。「ねえねえ、中山くんのお父さん。中山くんのお母さんが死んだっち本当?」。ぼくは彼の目線まで腰を落として答えました。「本当で。でもな、中山くんはいつも元気やろ。これからも仲よく遊んでな」。その子は「分かった」とうなずきましたが、複雑な表情をしていました。母親がいないということを自分に置きかえて想像しているようでした。

 帰り道、自転車をこぎながら息子に聞きました。「今日な、誰かにお母さんのことを聞かれたか?」「聞かれたよ。だけん、死んだっち言った」「そうか…」。ぼくは言葉に詰まりました。そして、少し考えて「ちゃんと言えたな。えらいぞ」と続けました。

 わが家では毎日、妻の話をします。今夜もしました。息子が風呂でふざけるので、「お父さんの言うことを聞かんのなら、お母さんに怒ってもらうけんな。夢に出てきて『こらっ!』っち言われるわ」と脅しました。息子は「えー、こえーなあ」と言いながら、少しうれしそうでした。

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