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2010年5月31日 (月)

がんばるは成功のもと

 保育所からの帰りです。いつもように港で仮面サイダーを飲みながら他愛のない話をしていたら、パラパラと雨が降ってきました。「帰るぞ! 早く自転車に乗れ」。雨脚は音を立てて強くなりました。息子は「ビショビショやあ。おもしれー」と大はしゃぎ。「お父さん、もっと真剣にこがんと濡れてしまうで。がんばれー」とも。ぼくは「ようし、がんばるぞー」とペダルをこぐ足に力を入れました。自宅に着くと、親子ともびしょ濡れになっていました。まず二人で風呂に入りました。

 自転車をこぎながら思い出しました。
 一年ほど前のことです。仕事を終えて保育所に息子を迎えに行くと、「駅に連れてって。ぼく、電車が見たい」。「駅は遠いやろ。自転車で行くと大変やわ」とぼくが答えると、「がんばれば行けるわ。お父さん、がんばるは成功のもとで」。「おまえなあ、そんなこと言われたら行くしかなくなるやろ。分かったわ。お父さん、がんばるわ」。そのころは体調がよくなかったのですが、自転車に息子を乗せて駅まで行きました。特急ソニックや貨物列車の通過に「すげえ」と喜ぶ息子を見て、がんばってよかったと思いました。

 それからというもの、一日に一度はこの言葉をつぶやいています。とくにつらいなと感じたとき。ぼくにとっては、何よりも効く魔法の言葉です。弱っちいぼくが何とかここまで来れたのは息子の言葉と笑顔があったからだと思っています。

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2010年5月29日 (土)

補助輪はずして

「お父さん、ぼくも補助輪はずして」
 外から戻ってきた息子が息を切らして言いました。近所の子どもたちと自転車遊びをするのですが、少し前に同い年の女の子が補助輪なしで乗れるようになってから補助輪付きは息子だけになっていました。何度か練習するように言ったのですが、「ぼく、怖いわ」とためらっていました。しかし、やはり乗れないことを恥ずかしく思っていたのでしょう。ようやくですが、挑戦する気になったのでした。

 すぐには補助輪をはずせないので、近所で自転車を借りて練習しました。息子が自転車にまたがり、ぼくがサドルを持って支えます。「お父さん、絶対に放さんでな」。怖がりの息子は後ろを見てばかりです。「放さんけん、前を見ちょきよ。ちゃんとペダルをこぐんで」とぼく。それを見ていた近所の子どもたちは、「がんばれえ」と声援を送るだけではなく「もっとスピードを出さんと」などとアドバイスもくれました。中には「何回かこけて血を出さんと乗れるようにならんで」と言う子も。うまく前に進めない息子は「血を出すの嫌やあ」と泣きべそをかいていました。
 30分ほど練習したのですが、あまり上達しませんでした。ぼくは低い位置にあるサドルを持って無理な姿勢で走っていたので、その晩は腰痛気味でした。

 近いうちにこのブログを終えようと思っています。それまでに「乗れました!」と報告したいのですが、さてどうなることやら。

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2010年5月27日 (木)

保育参観

 保育所の参観日。「今日はな、箱でお家を作るけんな」と、息子は朝から張り切っていました。登所して、まずは園庭遊び。しかし、年長組はその前にそれぞれの係の仕事があります。息子は水やり係。プランターの苗に水をやりました(写真)。

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 プランターから水があふれるくらい撒いていました。「台風みたいやなあ」と息子。その後はすべり台に。得意の太鼓橋で「おとうさん、見て見て」と上れるようになったことをアピールしていました(写真)。

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 各組の部屋で朝の会。子どもたちが順番に自分の名前を言っていきました。最後にみんなで「今日は、お休みはいません」。それから、ホールに移動してメーンイベントのお家づくり。親子で協力しながら、ダンボール箱を使って工作をしました。ぼくが「三角お屋根の家にしよう」と切妻造を提案したら、「それはだめや。平ぺったいのがいい」。息子の指示通りに作ったところ、素材の形を生かしたかったのか、直方体のまま。それはまさしく「白い箱」と形容されるモダニズム建築でした。サヴォア邸か、はたまた住吉の長屋か。

 そして給食。係の子どもたちがエプロンと帽子を着用して、みんなの前で「これから給食を取りに行ってきます」。給食室からワゴンを押しながら戻ってくると、「給食をもらって来ました」。配膳も子どもたちでしていました。今日のメニューは魚のごまやき、ごぼうと人参のサラダ(写真)。親たちにも試食がありました。薄めの味付けでした。

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 その後のクラス懇談会では、普段の生活ぶりを聞きました。保育所での集団生活とバランスのよい食事でここまで大きくなったのだとあらためて思いました。保育所の先生方に感謝しています。毎日、嫌がらずに登所してくれる息子にも。

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2010年5月23日 (日)

怪物くん

 土曜日に実写版の「怪物くん」が放送されています。息子はそれを楽しみしていて、今夜は昨日放送分の録画を見ていました。「怪物くん」にはヒロシという両親を亡くした少年が登場します。今回は、怪物くんがヒロシの父親に化けて生き返ったように振る舞っていました。お供たちは「ヒロシくんの気持ちをもてあそんで」と叱責していました。

 風呂の中で息子が言いました。「あんな、怪物くんは悪いんで。ヒロシくんのお父さんになってドラキュラたちに怒られたんで」。「何で悪いん?」と聞くと、「そりゃあ、悪いやろ。ぼくだって、お母さんになったら嫌やもん。死んだ人は生き返らんので」。
 テレビドラマを見るにも、いろいろと考えなければならない5歳児です。彼の宿命なのでしょうか。

 さて、昨年6月に「はじめまして」でスタートした「朝食はフレンチトーストに」ですが、一年で終止符を打とうと考えています。それまでに、書きたかったけど機会を逃してしまっていたことやこれからのことについてを文章にしておきたいと思います。そして、「親子の日々」カテゴリーの記事で本を作るつもりです。

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2010年5月21日 (金)

仮面サイダー

 先日のことですが、「5月病なう」とツイートしてフォロワーさんたちに心配を掛けてしまいました。弱音ツイートはよくないと分かっているのですが、つい漏れてしまって…。2年前とはすっかり変わってしまった暮らしについて、「どうしてこんなことになってしまったのだろう」と考えても仕方のないことを考えてしまっています。

 それと関係があるのか分かりませんが、仕事が終えて保育所に息子を迎えに行くと、そのまま帰宅したくない気分になります。早く帰って夕食の準備をしなければならないのですが、一息入れたいというか、気持ちを切り替える時間がほしいというか。そんな日は息子と海を見に行きます。「これから、お父さんと海に行かん?」「仮面サイダーを買ってくれるならいいよ」。仮面サイダーとはダイドーの自販機で売っている仮面ライダーのベルトが缶に描かれているサイダーのことです。息子はこの缶を集めています。

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 ほんの10分程度ですが、自転車を停めて海を見ながら二人でサイダーを飲みます。「今日は保育所で何して遊んだん?」「今日はガンバライドごっこや」「へえ、すげえな」。そんな話をしながら(写真)。

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 それから帰って、未だに慣れない包丁を握るのです。

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2010年5月18日 (火)

無邪気な質問

 保育所に息子を迎えに行くと、同じ組の園児に「中山くんのお父さん。お母さんはどうやって死んだん?」と聞かれました。以前「中山くんのお母さんが死んだっち本当?」と聞いてきた男の子です。ぼくは「病気で死んだんよ」と答えました。「どうやって?」「どうやってっち言われてもなあ。病気になってしまって天国に行ったんよ」。
 園児は続けます。「ぼくのお母さんは生きちょんよ。ときどき病気になるけど」。「そんなときは、やさしくせんとなあ」とぼく。「でもな、すぐによくなってご飯をつくってくれるんで。ぼくとお父さんとお母さんで食べるんで。日曜日はみんなで遊びに行ったんで」と男の子。息子はそんなやりとりを黙って聞いていました。

 その園児が自分の疑問を無邪気にぶつけただけということは理解しています。ただ、そっとしておいてくれないかなあと思ったのも事実です。それで「中山君が寂しがるけん、お母さんのことを聞かんで」と言おうかなと思ったのですが、やめました。聞かれることが嫌だったら、息子が自分の言葉でそう伝えるべきだと考え直したのです。
 自宅に着いて、息子に「保育所でまだ、お母さんのことを言われるんか」と聞きました。「ときどき何で死んだんっち聞かれる」と息子。「そんなとき、何ち答えるんか」「分からんっち言う」。ぼくは「今度からは、病気で死んだっち言いよ」。そして、「保育所で嫌なことを言われたら、あんまり我慢せんでお父さんに相談するんで」と続けました。息子は「分かった」と答えました。

 息子に対して「何をしてやるべきなのか」、また「何をしてやるべきではないのか」。悩ましい問題ですが、基本的には「すべきではない」「放っておくべき」と判断したこと以外は思いつくままにしてやりたいと考えています。ときに母親として、ときに兄弟として、そして、もちろん父親として。

 息子を寝かせつけながら「いつまでお父さんと手をつないで歩いてくれるん?」と聞きました。息子は「ずっとよ」と答えてくれました。ぼくは「お父さん、うわしいわあ」と息子のやわらかいほっぺたにチュッとしました。

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2010年5月16日 (日)

お月さまのそばに

 週末は宇佐市の和間海岸へマテ貝堀に行って来ました。3月までの職場のみなさんのイベントに、親子で参加させてもらいました。
 クワで干潟を堀り、穴があったら塩を撒きます。すると細長いマテ貝が地中から飛び出してきますので、タイミングを合わせて掴み取ります。始めは「気持ちわりい」と言っていた息子も夢中にマテ貝を探していました。結果もまずまずだったと思います(写真)。

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 夜は豊後高田市真玉町のコテージに一泊。同僚が掘ったばかりのマテ貝をはじめ、地元の食材でイタリアンを作ってくれました。どれもとてもおいしく、料理が上手なお父さんってカッコいいなと思いました。自分のレパートリーを考えると恥ずかしくなりました。もっと真面目に取り組まなければいけませんね。

 同い年の子どもが参加していたこともあり、息子にとって楽しい二日間になったようです。しかし、一つだけ心残りが。持って行った花火ができなかったのです。そこで今夜、一日遅れで今年初の花火をしました(写真)。

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 花火を終えて、夜空を見ていた息子がつぶやきました。「お母さんの星がお月さまの横にあるわ」。息子は夜空で一番明るい星を「お母さんの星」と呼びます。今晩は年に1、2回しかないという月と金星が接近して見える夜でした。息子は「きれいやなあ」としみじみ話していました。

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2010年5月 9日 (日)

ぼくを見て

 ゴールデンウィーク期間中に散財してしまいましたので、今週末は出掛けても近場に限りました。
 今日は午後から市内の児童公園に行きました。息子はすべり台やブランコ、ジャングルジムなどで夢中で遊んでいました。始めはぼくも一緒に遊んでいたのですが、息が上がってしまいベンチで休憩しました。iPhoneでツイッターのタイムラインを追っていたら息子が「お父さん、もっとぼくを見て」と言いに来ました。ぼくが「見ちょくけん、大きいすべり台に行って来い」と答えると、「分かった」と言ってすべり台に向かって走り出しました。

 すべり台では、地元の小学生たちが遊んでいました。その中の一人が息子に「お前、何年か」と話しかけました。息子が「何年とかねえわ。保育所やけん」と返すと、「まだ保育園に行きよんのか。保育園はな、赤ちゃんが行くところなんぞ」とからかわれていました。そして、すべり台に上ろうとすると邪魔されていました。何度か挑戦していましたが、上れませんでした。息子はベンチのぼくのところに来て、「あの人が邪魔する。ぼく、あの人好かんわ」と言って助けを求めてきました。「お父さんに言っても知らんわ。もう一回、行って来い」と突き放すと、再びすべり台に向かいました。
 今度は小学生と押し合いになりました。やはり力ではかなわなかったようで、目に涙を浮かべて戻ってきました。「あの人、わりぃんで。ぼくをひねるんで」とぼくに抱きつきました。ぼくは「もう一回、行って来い。今度はちゃんと『ぼくもすべり台で遊びたいけん邪魔せんで』っち言うんで」と背中を押しました。息子は渋々、小学生のところに行って何やら話していましたが、受け入れてもらえなかったようでした。
 スーパーに行くのでそこで公園から引き上げましたが、息子は小学生相手に、しかもアウエーの状況でよくがんばったと思います。クルマの中でぼくは「お父さんは、ずっと見ちょったぞ。よくがんばりよったな」と褒めてやりました。

 スーパーでは息子が「お父さん、この野菜をぜーんぶ買って。ぼくな、いっぱい食べて力持ちになって、あの小学生をやっつけるわ」。ぼくは「そうしろ。食べたい野菜を何でもカゴに入れていいぞ」と答えました。

 この話には前段があります。今日は母の日でした。わが家ではとくにすることがないので、午前に墓参りをしました。息子は墓前で手を合わせ、「ぼく、がんばるけんな」と誓っていたのでした。

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2010年5月 5日 (水)

その後の家庭菜園

 ようやくですが、裏庭の家庭菜園に苗を植えました。昨秋は多品種にしすぎて失敗しましたので、今回は夏野菜の王道?のナス、ピーマン、それとミニトマトに絞り込みました。そのほかに、息子のリクエストでヒマワリとアサガオの種を植えました(写真)。

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 「花の水遣りはお前の仕事やけんな」とぼくが言うと、息子は「分かっちょん。ぼくがするわ」。さて、実際のところは?

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2010年5月 1日 (土)

初めてのプロ野球

 息子と福岡市のヤフードームにプロ野球を見に行きました。ソフトバンクvs千葉ロッテです。チケットは職場の上司にもらいました。息子にとっては、初めてのプロ野球観戦になります。息子はバッティングセンターに行ったことがありますが、野球には興味ありません。ですので、「電車に乗せちゃんけん」と言って説得しました。九石ドーム(現大銀ドーム)にJリーグを見に行ったときは前半で飽きてしまったので、今回は5回を越えられたらいいなという気持ちでした。

 自宅からバス→特急ソニック→福岡市営地下鉄を乗り継いで、ヤフードームに着きました。ソニックが揺れて息子が朝食を戻してしまうというアクシデントがありましたが(自分から「気持ち悪いけんトイレに行く」と言えました)、息子は電車に乗れて満足そう。さて、問題の野球観戦です。売店で弁当と飲み物を買って席に着きました。食事の間はよかったのですが、終わると早くも飽きた様子。困ったなあと思っていたら、「お父さん、あれ買って」。周囲の人たちがホークスの攻撃のときに打ち鳴らしていたミニバットです。それで時間が稼げればと思って800円を払いました。息子は大喜びでした(写真)。どうやら、神楽の太鼓の気分だったようです。

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 結局、8回の表まで見ました。ホークスの勝利を確信してドームを後にしました。息子は「ぼくな、野球もサッカーも見るのは好かん。電車がいいわ」と言っていました。

 バスで天神に移動して、妻の学生時代の友人に会いました。三越のライオンの前で待ち合わせをしました。息子を見た彼女は、妻に似てきたと涙ぐんでいました。

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