大工さん
「お父さん、いいかな」とあらたまる息子。「どうしたん?」とぼく。「あんな、おれ(最近の得意げなときの一人称)大工さんになりたいんよ」。保育参観で取り組んだダンボール箱の家作りが楽しかったようです。「電車の運転士にはならんでいいか」と聞くと、「そうなんよ。保育所のみんなも運転士になれっち言いよったしなあ。大工さんに変えたら悪いんかなあ」。ぼくが「いいんよ。お父さんも最初はプロ野球の選手になりたかったけど変えたんで」と返すと、「そうなん。 じゃあ、大工さんにするわ。お父さんのお家も作っちゃんわ」とうれしそうでした。
建築分野の仕事にはぼくも憧れたことがありますので、息子の気持ちはよく分かります。モノをつくることほど、楽しいことはありません。苦悩の先に形が現れて、その過程が報われるのですから。
息子はダンボール箱の家を通じてモノづくりのおもしろさを感じ取ったのでしょう。息子には、何だっていいのですが夢や目標に向かって努力ができる大人になってもらいたい。ぼくがそんな大人ではないので、とくにそう思います。勝手ですけどね。
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