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2010年7月10日 (土)

はじめてのお使い

 7月5~7日の長浜さまでスタートした大分市の夏祭りシーズン。わが家では神楽好きの息子のために市内中心部の祭りを巡ります。今夜は第2弾の浜町恵比寿神社。あいにくの雨模様でしたが、庄内神楽の舞を見物してきました。

 雨があがらないので自宅に戻って夕飯を食べることにしました。冷蔵庫の残り物で何か作ろうと物色していたら、ビールがないことに気がつきました。息子に「なあ、コンビニに行ってビールを買って来てくれん?」と声を掛けると目を輝かせました。ベネッセの教材で読んだ「お使い」に興味があったのです。
「それっち、お使いな」と息子。
「そうで。嫌なら、お父さんが行くわ」
「いい、いい。おれが行く。一人で行くわ」
「それじゃあ、1000円を渡すけん、銀色のビールを2本買って来て」
「分かった」
 一緒に玄関を出て、「ここで待っちょくわ」とぼく。「絶対について来んでよ。一人で行くけんな」。そう言うと息子は、傘をさして近所のコンビニに走って行きました。もちろん、ぼくは見つからないように後をつけました。
 息子は店内に入ると、まっすぐ飲料売り場に行き、アサヒスーパードライ(銀色なので見つけやすいと思ってコレに)を取り出しました。「やるなあ」と思って見ていたら、レジで何やら話し込んでいます。外からでは、どういった内容が分かりませんでした。息子がビールを持たずに店外に出てきたので、先回りして帰りました。
 自宅前に戻ってきた息子は、不満気な表情でした。
「お前、ビールはどうしたんか」とぼく。
「あんな、子どもはビールを買えんのっち」
「お金を見せたんやろ?」
「そうやけど、子どもだけやったらだめっち」
 ぼくは思わず「あ、そうか」。ようやく理解しました。当たり前ですが、未成年者にはアルコール類を販売しないのです。「ごめん、ごめん。お父さんが悪かったわ。一緒に行こうか」と言うと、息子は「一人で買いたい」。せっかくのやる気を無駄にしたくなかったので、「それじゃ、コーラを買ってきて」。息子は「分かった」と言うと、再びコンビニに向かいました。そして、今度は満面の笑みで戻って来ました。
「ほら、ちゃんと買って来たよ」
「すげえな。難しくなかったか」
「簡単簡単。はい、お釣り」
「ありがとう。ようし、ご褒美にお菓子を買っちゃんわ」
 今度は息子と一緒にコンビニへ行きました。ぼくはまず店員さんにお礼を言いました。店員さんは「ちゃんとお買い物ができていましたよ。また、来てください」と返してくれました。ご褒美のお菓子と、息子が「お父さん、はいどうぞ」と棚から持ってきてくれたスーパードライ2本を買いました。

 自宅に戻った息子は仏壇に「ぼくな、お使いができたんで」と報告していました。

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