2009年10月15日 (木)

父子家庭にも児童扶養手当

 14日付の大分合同新聞夕刊によると、「厚生労働省は所得の低い母子家庭を対象に支給されている児童扶養手当について、来年から同様に低所得の父子家庭にも支給する方針を固めた」とのことです。8月の衆院選で民主党が掲げたマニフェストに「父子家庭にも児童扶養手当を支給する」と明記していましたので、民主党政権の誕生でどう変わるか注目していました。

 厚労省はこれまで「父子家庭は母子家庭より収入が多い」として児童扶養手当を父子家庭には支給してきませんでした。確かに、母子世帯の平均年間収入212万円(うち就労収入162万円)に対して父子世帯では390万円(同320万円)という厚労省の統計データ(2002年)もあります。男女雇用機会均等法の趣旨が理解されていない場面も多くあります。しかし、父親にしろ母親にしろ、一人で子どもを育てることが大変なことに変わりはありません。有利とされている男性でも、仕事と育児を両立するには残業もままならないこともあり、ときには転職しなければならないこともあるでしょう。再就職するにしても職種や収入も限られてきます。大事なことは平均値や一般論ではなく、本当に助けが必要な人に支援が行き渡っているか、ということです。

 ぼく自身は勤め先の配慮で残業をせずに帰らせてもらっています。大変ありがたいと思っています。しかし、おカネの話はあまりしたくないのですが、今まであった残業手当がゼロになり毎月の実収入は14年前の社会人1年目のころを下回っています。住宅とクルマのローンに保育料、光熱費や各種保険料を支払うと心細い額しか残りません。暮らし方を変えなければ、といつも頭を悩ませています。
 とはいえ、ぼくは継続して雇用してもらってますし、職場の方たちも応援してくれています。かなり恵まれていると思います。しかし、一人親家庭にはそうでない方もたくさんいます。“今そこにある危機”に父母の差はありません。そんな方たちが生活の基盤を建て直して希望を持って歩んで行けるような世の中であってほしいと思います。それができるのは政治だけです。民主党のゴールは政権交代ではなく政策実現にあるはずです。民主党の政策を手放しで評価しているわけではありませんが、これからも新政権を注視していきたいと考えています。

 これまでこのブログでは「父子家庭」という言葉をあえて使ってきませんでした。その言葉から「かわいそう」「さびしそう」といった印象を持たれることを避けたかったからです。このブログのテーマは「二人になってしまったけど、以前と変わらず楽しくやっています。ちょっと大変だけど」です。ですので、そんなイメージの言葉で検索されることにも抵抗がありました。今はぼくと息子が元気に暮らしていくことで言葉の持つイメージを変えていけたらいいなと思っています。

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